お知らせ一覧

ペーパーロジック、「ハンコ決裁」に関するアンケート調査を実施

東京の企業「ハンコ決裁」で『仕事の進みが遅くなる』と感じる人が80%!生産性に悪影響か

〜半数以上の52.3%が決裁の電子化を望むとの回答~

ペーパーロジック、「ハンコ決裁」に関するアンケート調査を実施

企業文書を電子化・ペーパーレス化するクラウドサービスpaperlogic®を展開するペーパーロジック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:横山 公一)は、東京圏(1都3県)でお勤め先の決裁方法が全て印鑑による決裁という方111名を対象に「ハンコ決裁」に関するアンケートを実施いたしました。

■「ハンコ決裁」に関するアンケート調査

調査概要:「ハンコ決裁」に関する意識調査
有効回答:お勤め先の決裁方法が「全て印鑑による決裁」と回答した方111名
調査期間:2019年11月21日~2019年11月24日

■ハンコ決裁で仕事の進みが遅くなると感じる人82%

最初に「Q1. ハンコ決裁により、仕事の進みが遅くなると感じますか?」と(n=111)と質問したところ、「とても感じる」「感じる」「どちらかと言えば感じる」と回答した人が82%と、ハンコ決裁が原因で仕事の進行が遅くなると感じている人が多いことが判明しました。

・とても感じる:30.7%
・感じる:29.7%
・どちらかと言えば感じる:21.6%
・あまり感じない:9.9%
・全く感じない:8.1%

■75.7%の人がハンコ決裁の負担を実感

続けて、「Q2. ハンコ決裁により、業務上の負担を感じますか?」(n=111)と質問したところ、「とても感じる」「感じる」「どちらかと言えば感じる」と回答した人が75.7%と、ほとんどの人がハンコ決裁を負担と感じていることが判明しました。

・とても感じる:22.5%
・感じる:27.1%
・どちらかと言えば感じる:26.1%
・あまり感じない:14.4%
・全く感じない:9.9%

■ハンコ決裁は「心理的にも負担」66.7%

次に、「Q3 ハンコ決裁により、心理的に稟議等を上げづらいと感じますか?」(n=111)と質問したところ、66.7%の人が「とても感じる」「感じる」「どちらかと言えば感じる」と回答。半数以上の人がハンコ決裁で心理的にも負担が生じていることが判明しました。

・とても感じる:16.3%
・感じる:22.5%
・どちらかと言えば感じる:27.9%
・あまり感じない:21.6%
・全く感じない:11.7%

■決裁プロセス「電子化」希望52.3%

さらに、「Q4 決裁プロセスについて、ハンコと電子化のうちどちらを希望しますか?」(n=111)と質問すると、「電子化」が52.3%と最多の結果になりました。

・ハンコ:7.2%
・電子化:52.3%
・どちらでも良い:35.1%
・わからない:5.4%

■自由回答でも「生産性向上を妨げる」などの否定意見が約42%

最後に、自由回答でいただいたコメント76件でみると、ハンコ決裁へのスタンスは肯定的25件(31.6%)、中立21件(26.6%)、否定的33件(41.8%)と否定的なコメントが多いものの、それぞれのスタンスが拮抗する形となりました。

ハンコ決裁を肯定する意見のうち、「伝統的」及び「日本の文化」としたものが9件、「好き」及び「ないと寂しい」としたものが7件、「安心感」がある、または「信用できる」としたものが5件、ハンコの「効力」を挙げた意見が5件となりました。日本の社会に深く根付いた伝統文化であり、ハンコへの愛着がうかがえます。

ただし、生産性向上を妨げるものとの意見が約42%と最多を占めるのも事実で、積極派が業務効率を改善するのを横目で見つつ、「うちもやるか」と重い腰を上げるような感じでハンコ決裁の電子化移行が進んでいくのではないでしょうか。

・肯定:31.6%
・中立:26.6%
・否定:41.8%

<自由回答/一部抜粋>
▼肯定
・責任感に対する意識の強化。
・日本独特であるし、厳格さを示すという面では良いと思う。
・伝統的安心感があるしなじみやすいと思う。
・書類に重みがます感じが好き。
・デジタル化してるのが、印鑑を押す機会がなくなりちょっと寂しく思う。

▼中立
・特にない。
・独特。

▼否定
・時代遅れでできることは、サインで済ませたらいい。
・形式的な部分が大きいと思う。住宅など買う際に銀行で押す実印は、緊張しますしね。でも、特に無くても
問題無い物だと思います。
・証明にはならなくなってきていると思う。
・公務員のはんこ書類をやめてほしい。なんのために押すのかよくわからない。
・電子で十分と思う。
・判子は書類が多いと押すのにかなりの手間がかかる為、ほとんどの作業を電子化できれば効率が上がると思う。

■まとめ

今回の調査では、ハンコ決裁を業務上の負担と感じ、デジタル化を望む意見が多くあることが明らかになりました。また、世界に目を向ければ、盗難の危険もあるハンコ自体、日本を含むアジアの数か国だけが決裁等に用いているのみです。

企業では「判子(書類)」に人が付いて回る、書類の「持ち回り」が行われています。物理的コストだけでなく心理的な負担にもなっており、生産性向上を妨げているのではないでしょうか。電子化が求められる分野だと言えるでしょう。

リサーチ結果の報道資料全文はこちら

関連記事

コメントは利用できません。

トピックス

  1. 【ペーパーレス化に伴う2024年度予算調査】約6割の企業が「2023年にペーパーレス化」を推進...
  2. 【適格請求書発行事業者の登録をしていない一人親方に聞いた!】7割以上が、登録なしでも仕事上の「問題な...
  3. 企業文書を電子化・ペーパーレス化するクラウドサービス「paperlogic」とクラウド型ワークフ...
  4. 電子契約、2023年「導入済み」の企業は73.2%、昨年対比3ポイント増「電子契約」導入理由...
  5. 【1000名以上の大企業|電子化実態調査】「請求書」の受領方法、「100%電子受領」「電子受領が...
  6. 【大企業経理担当者に聞いた!インボイス制度直前調査】約5割の企業は、請求書の電子化システム「導入...
  7. ペーパーロジックは契約書や請求書など法定保存文書を完全に電子化・ペーパーレス化(紙廃棄)するクラウドサービスを提供しています
    paperlogic電子契約/電子書庫においてJIIMA電帳法電子取引ソフトウエアの法的要件認証を取...
  8. 【大企業のペーパーレス推進状況を調査】電帳法のスキャナ保存、過去書類も含め「全面的に電子化予定」は6...

≪代表横山の著書が発売されました≫

≪紙書類の保管にお悩みのご担当者へ≫

e-文書法・電子帳簿保存法
セミナー・講演ご依頼承ります。

ペーパーロジック代表取締役 横山公一が、e-文書法・電子帳簿保存法・会社法・電子署名法等を踏まえ、企業のペーパーレス化のポイントについて導入事例を交えながら実践的に解説いたします。