BtoB営業パーソン、約半数が申込書に「紙」利用の実態
そのうち92.4%が「申込書の電子化」を希望
〜紙形式は「業務効率が悪い」、「契約締結までに時間がかかる」などの声〜
■調査概要
調査概要:申込書の電子化に関するニーズ調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年4月22日〜同年4月23日
有効回答:申込書での契約を行っている、BtoB営業パーソン110名
■BtoB企業営業パーソン、約半数が「紙」の申込書を使用
「Q1.現在、営業取引先との契約書ないし申込書について、相互に捺印を行う形式、もしくは電子化になっているか、最も多い内容を教えてください。」(n=110)と質問したところ、「紙での捺印で締結している」が48.1%、「PDF上での捺印(印影画像の挿入、または捺印後再度PDF化)で締結している」が21.8%という回答となりました。
・紙での捺印で締結している:48.1%
・PDF上での捺印(印影画像の挿入、または捺印後再度PDF化)で締結している:21.8%
・電子化での捺印(自社の仕組みによる電子印または電子署名)で締結している:18.2%
・クラウドサービスを通じて電子印または電子署名で締結している:6.4%
・その他:1.0%
・わからない:4.5%
■「紙」の申込書を使用中の営業パーソン、7割以上が「紙形式」に不満
Q1で「紙での捺印で締結している」と回答した方に、「Q2.申込書が紙であることに対して、不満を感じたことはありますか。」(n=53)と質問したところ、「かなりある」が35.9%、「ややある」が37.7%という回答となりました。
・かなりある:35.9%
・ややある:37.7%
・あまりない:18.9%
・全くない:7.5%
・わからない/答えられない:0.0%
■申込書が紙であることへの不満、「業務効率が悪い」(66.7%)や「契約締結までに時間がかかる」(64.1%)
Q2で「かなりある」「ややある」と回答した方に、「Q3.申込書が紙であることに対して、どのような不満を感じたことがありますか。(複数回答)」(n=39)と質問したところ、「業務効率が悪い」が66.7%、「契約締結までに時間がかかる」が64.1%という回答となりました。
・業務効率が悪い:66.7%
・契約締結までに時間がかかる:64.1%
・コストがかかってしまう:33.3%
・申込書の紛失の恐れがある:33.3%
・テレワークのため出社の必要性がある:33.3%
・業務のミスが多い:25.6%
・その他:2.6%
・わからない/答えられない:0.0%
※他にもいろいろ尋ねていますので、プレスリリース全文をご参照ください。
■まとめ
今回の調査では、申込書をいまだ紙形式の企業が多い一方、紙形式から電子化を希望する営業パーソンは9割に上る実態が明らかになりました。さまざまな業務においてDX化が推進されている今、申込書により契約を行う場合でもDX化が求められています。DX化による業務効率化が望めることはもちろんですが、取引先企業のDX化が進むことで紙形式の申込書では取引に影響が出ることが想定されます。本調査でも取引先から電子化を提案された経験をもつ営業パーソンが多いことから、BtoB企業にとって契約書や請求書の他にも申込書の電子化は必須と言えるのではないでしょうか。